HondaのN-ONEを買いました日記

ホンダの軽自動車N-ONEユーザーとしての感想、便利/不便なところ、考えた事、気づき、ついでに調べたことなど綴った個人版N-ONEマニュアル

合理的でない必要部品、オートラッシュアジャスタ

エンジン周りについて ] 2016/12/14(水)

最近の自動車用エンジンには「オートラッシュアジャスター」という、ロッカーアームがバルブを叩くカチャカチャ音が出ないようにする部品がついているものが多くなりました。ホンダN-ONEにもオートラッシュアジャスターは付いています。

オートラッシュアジャスターの仕組みは・・・
ロッカーアームの支点を油圧で押し上げて、カムとロッカーアームとバルブ先端をいつも密着させることで、叩き音の原因になる「バルブとロッカーアームの隙間」つまり「ラッシュ」をゼロにします。
下記の画はホンダのエンジンではないけれど、比較して書かれているので引用しました。


オートラッシュアジャスターによってエンジンから出るカチャカチャノイズは大幅に減るので、うるさいエンジンとか、汚い音のエンジンではなくて、静かなエンジン、良いエンジンと客から評価されるようになるのですが、オートラッシュアジャスターで静かになったエンジンは代償に、パワーを少し犠牲にしているかもしれません。

その理由は・・・
「バルブとロッカーアームの隙間」がゼロということは、バルブが最後までカムの曲線に追従してソフトに閉まることになります。
ところがバルブが完全に閉まる直前にはシリンダーに送り込んだ空気と燃料の吹き戻しが極力少なくなるように、バルブとロッカーアーム間に隙間を作り、「バチン!」とスプリングの戻し力で、短時間に勢いよく閉めてしまう方がエンジンパワーが出るようになります。

でも「バチン!」という音が毎回出て、それがエンジンの外で聞くと「カチャカチャいう安っぽくてうるさくて汚い音」に聞こえるからお客から「ダメエンジン」と言われてしまいます。

そこで、バルブが完全に閉まる直前にシリンダーに送り込んだ空気と燃料の吹き戻しを多少許しても、バルブが「バチン!」と閉まらないように、スッとソフトに閉めてやるのがオートラッシュアジャスターの役割になります。おかげで少し吹き戻しがあって、せっかくシリンダーに送り込んだ空気と燃料はインレットマニホールドの方に少し戻ってきてしまいますから、その分だけエンジンのパワーは犠牲になります。

でも大丈夫・・・
その程度のパワーの差はレーシングカーのドライバーでもない限り、ふつうのお客には分かりません。しかも音の静かな「良いエンジン」ができるのですから、どのメーカーでもオートラッシュアジャスターを使いたがるのですね。

以前は高級車向けのオートラッシュアジャスターでしたが、軽自動車にも普及してしまいました。

でも今でもちょっとでもパワーを出したいエンジンには、オートラッシュアジャスターではなくて、アジャストスクリューがちゃんとついていて、吸気バルブは0.15mm、排気バルブは0.25mmの隙間をシックネスゲージで調整する、っていう伝統的な作業が残っているエンジンもあります。
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Author:なつお
6年前に他社の車からホンダステップワゴンに乗り換え、今年(平成25年)からホンダのN-ONEに乗るユーザーです。自動車関連とIT企業に勤めていた今はブロガーの男。

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